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【放課後特別講座】ChatGPTとAIと高校生~AIとの過ごし方を知ることができた~

近年、急速に進化を遂げている“AI”
ChatGPTや生成AIの登場によって、新たな課題が注目されています——

洛陽総合高等学校の放課後特別講座。
令和5年度第2回はAI超入門講座です。

今回は京都先端科学大学の安達教授をお招きし、AIについて講義を行っていただきました。

現在、第三次AIブームの最中にあると語る安達教授、、、
時代が進むにつれ、コンピューターの性能が上がったことと比例し、AIも成長しているとのこと。
最近、大手流通グループのイオンがAIオーダーを導入したように、既に私たちの生活の中にはAIが使われている場面がたくさんあります。

そうした中、実際にChatGPTを使いAIを体験することに、、、!
「体育祭の感想文を500字程度でまとめてください」
生徒がパソコンに質問を打ち込むと、AIがすらすらと解答し始めました。
あっという間に文章を書き上げたのを見て、生徒たちはニヤニヤとしながらも、複雑な思いを感じているようでした。
効率を考えると圧倒的に便利ではありますが、こうしたAIが作成した文章は教育現場に限らず、様々な問題を引き起こす可能性があるのです。

実際にChatGPTを使ってみて、どんな問題が起こるのかグループワークで生徒たちは考えました。
「考える能力の低下」「個人情報漏洩の可能性」「人間の成功の場がなくなる」
「使用するユーザーが、間違った情報を与えると正しくない情報が出される」
「学習させるデータに著作物が含まれている場合がある」
悩んだり、意見交換する中で様々な答えが挙げられました。

そしてさらに、安達教授は生徒たちに問いかけます。

「今後、ChatGPT等の生成AIをどのように利用すべきだと思いますか?」

これが一番大切な問いであり、今後、人とAIが関わっていく中で重要な考え方となります。
「ChatGPTなどのデータはあくまで“ネット上のデータ”であり“個性”とは違う」
「基礎知識を身につけ、色んなことを自分で体験して判断力を磨く」
「言葉では表せない『身体知』『暗黙知』を習得する」
AIに振り回されないために、利用する自分自身も知識を蓄え、成長することをご教示いただきました。

今回の講座を受けた生徒たちはどんな変化が生じるか?
AIが紡ぎだす未来と、生徒たち自らが様々なことに触れてどんどん成長していく未来。
どんな未来が生徒たちに待っているでしょうか?楽しみです!!