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【教育実習インタビュー3】生徒と教師とアスリート。さまざまな視点から授業を作っていくこと。【柳田先生お疲れ様でした!】

6月7日から始まっている教育実習ですが、柳田先生の3週間の教育実習が最終日を迎えました。本当にお疲れ様でした。

藤原先生に引き続き、柳田先生にも教育実習の感想をインタビューしてみました。

━━教育実習お疲れ様でした。全日程を終えてどうでしょうか。前回は授業については体調管理を中心に、生徒の様子を詳しくみていくことを課題に挙げていましたが、いかがだったでしょうか。

柳田 体調管理から始まり、授業中の様子、反応など今回は生徒の様子を注意深くみることができたと思います。そういう意味では課題は達成できたかと思います。ただ、生徒の様子を深く見ることで新たな課題も発見できました。というのは体育の授業では生徒が集中するタイミングとそうでないタイミング。こちらの指示が通りやすいタイミング、そうでないタイミングがあることが掴めてきたと思います。

━━色々な授業においてタイミングというものは重要ですね。座学の授業の中でも、ネタを仕込むタイミングは考えたりします。

柳田 そういった生徒の様子を見ながら「しっかりと指示を聞いてもらえるような」授業展開をしていくことの重要性が改めて分かった1週間でしたね。体調管理にもつながりますが、しっかりと指示が聞けていなければ怪我をすることが体育では起こる可能性があります。そういう意味でも展開や説明の工夫が重要だと再認識できました。

━━では、柳田先生の中ではどのようなことが理想の授業作りに繋がると思いますか?

柳田 私がこれから意識していきたいところは二つあります。まず一つ目は「楽しみながらやる」ということですね。特に体育は実技が絡んでくる授業でもあるので、この目標は達成し易くあると思います。だから自発的にスポーツに取り組むことができるような授業展開にしていくことが課題になると思っています。そのためにも、いかにプレイの時間を増やしていくかが重要だと思っています。仮に試合でなくとも、体が動かせる時間を作ることが一つのきっかけになるのかなと。また体を動かすことで生徒同士のコミュニケーションが発生することも楽しさにつながるのではないかと考えています。しかし、生徒同士のトラブルが発生する可能性もあるので、そこに関しては教員が意識しなければならないことであると思っていますね。

━━確かに、実際に体を動かすことは楽しいですし「できた」という感覚は達成感にもつながると思います。

柳田 二つ目は教えるという意味での意識かなと思っています。というのも、私自身体育が得意だからこそ「アスリート」的な視点で伝えようとしていたことを今回の実習で知ることができました。確かに、それは正しい教え方かもしれませんが「皆に伝わる教え方」とは少し違うのだと思います。だからこそ、万人に伝わりやすい伝え方。アスリート的な思考法。そして教員としての観点という様々な視点を頭に入れて「どう伝えていくか」を意識していくことが重要だと思いました。

━━なるほど、素晴らしい観点だと思います。実際に実習中でも生徒が先生の体の動きを再現するのに苦戦してた場面もありましたね(笑)

柳田 あの時はしまったなあと思いました(笑)この伝え方だとこう捉えられるかと、自分を見直すきっかけになりました。伝え方の引き出しをたくさん持つことも重要だと思うので、そこも勉強だと思っています。

━━ありがとうございます。では最後に生徒たちにメッセージをください?

柳田 私は先生方が普段伝えているメッセージをふんわりとでもいいから覚えてくれていたらなあと思っています。私自身もそうだったのですが、大学生になって「ああ、先生のいうことはほんまやったんや」という機会がとても多いです。社会人になればもっと感じるのだと思います。その時「覚えておいてよかった」と思うことも「やっておけばよかった!」と後悔することもたくさんあります。ただ。その時、知識が結びついた気がするんですね。だから、先生方のメッセージを皆さんには大切にしてほしいと思っています。

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