宇佐美 邦彦

 神社や寺にお参りに行ったとき、とても古い木の額に、図形などの問題が墨書されているのを見たことがありますか?これは、「算額」とよばれ、問題が解けたことを神仏に感謝し、さらに勉学に励むことを祈って奉納したものと言われています。この習慣は、江戸中期に入ると全国的に流行し、一般の愛好家も数多く奉納しており、数学を多くの人が楽しんでいたことがわかります。

 さて、皆さんは、数学を楽しんでいますか?高校では、中学校で習ったことを基礎に、更に高度な内容を習います。皆さんの中には、数学が嫌いになっている人もいることと思います。しかし、心配しないでください。大切なことは、理解したいという「やる気」です。皆さんが、「やる気」を失わずに、ぶつかってきてくれれば、必ず理解できるようになります。そして、江戸の人々に負けないで、数学を楽しめるようになりましょう。