須藤 かおる

 「進め、進め。何をしたらいいのか分からない。しなければいけないことを片っ端からしろ、忠実に。進め、進め。後悔なんてしていられない。」(一部抜粋)という武者小路実篤の『進め、進め』という詩がこの上なく好きです。

 立ち止まってくじけそうになったとき、くよくよしているとき、自分に喝を入れるときなど、もう何百回この詩に叱咤激励されたか分かりません。

 この抜粋した部分は「何をうだうだ悩んでいるんだ。そんな暇があるなら、今できること、今やらなければならないことをしっかりしなさい。とにかく前へ進むんだ。そしたら何かが変わる。あなたの進んだ道は間違いなんかじゃない。結果オーライ!前に進め!」と読むことができます。

 でももしかしたら、この詩はあなたの心には響かないかもしれません。一人ひとりが抱えている問題、環境、状況が異なるからです。

 国語という科目はただ、教科書を読んで、漢字を覚えるだけではありません。今の自分の心の中を整理し、それを表現すること。いろんな表現に出会って心の蓄えとすること。

 教科書をはじめ、様々な文章に出会い、多種多様な人の考えを知りながら共に世界を広げていけたらと思います。