岡野 林太郎

 英語科の岡野林太郎です。ずいぶんと回り道の多い人生を歩んできたと自分では思っています。高校生のころから異文化に興味を持ち、自分の見た事のない景色、食べたことのない料理、聴いたことのない音楽、会ったことのない人々に心ひかれるまま生きてきました。好奇心を持って面白そうなことに(深く考えることなく)飛びついた結果、こっぴどく「失敗」し途方に暮れることも多くありました。

 「失敗」。できることなら人生において失敗は少ないほうがいい。当然そう思いますよね。私も同じように考えてきました。でも30代も半ばを過ぎて、今まで生きてきた自分の人生を振り返ってみると、自分自身が失敗の度に少しずつ成長できたということが実感できます。失敗を経験したその時は自分のことをちっぽけなダメなやつだと思ってしまいます。でも、その失敗と向き合って自分の中で消化できたとき、それまでにはなかった力がついていることに気づきます。それは「図太さ」であったり「しなやかさ」であったり「先読み力」であったり「コミュニケーション力」であったりします。

 高校時代というのは好きなだけ挑戦し、失敗が許される時期でもあるのです。英語という教科を通して、自分とは違う考え方、違う文化に触れて興味の幅をひろげてほしい。そして挑戦し失敗し、たくさん傷つき強くなってほしいと願っています。