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「自分にしかできないこと」をつくろう ―始業式 学校長メッセージ―

新緑あふれる4月。
先日、入学式を終えたばかりの新入生と進級した在校生が集う始業式。
緊張感と期待感が高まる会場の空気の中、静かに令和5年度の始業式が始まりました。

さて、今日の始業式での学校長メッセージは・・・

「私たちの学校では、誠実、忍耐、温和、勤労という4つの言葉を大切にしています。これらの言葉を身につけることは、社会に貢献できる大人になるためにとても重要なことです。
でも、それだけではありません。私たちは、「チャレンジ」も大切にしています。
チャレンジとは、自分自身を超えることを試みることです。挑戦することで、・・・・・・・」

原稿を淡々と読み続ける校長。
なんとなく、普段とは異なる空気が会場に漂っていました。

すると
「さて、本題はここからです。」とそう言って、突然、原稿をまるめ捨てる。
それを見た生徒たちは何があったんだという様子。

話は続きます。
「これからが本題です。みなさん、ChatGPT-4を聞いたことはありますか?実は、「始業式で校長が話す内容」を作文させてみました。今、話した内容が10秒で出てきました。この程度の話であれば、人工知能で十分できてしまうということですね。」と。

そして校長先生は自分で使用した感想を伝え始めました。
「今のところ、AIはどこまで本当かどうか分からないが、一般論をもっともらしく答えてくれるものだと感じました。そのうえで、私たちがすべきことは、≪自分にしかできないこと≫を頑張って、作ることであり、それが重要です。
こんな人工知能が出てきたら、誰でも言えることや他の人でもできることは、価値が一気に下がってしまったように感じられます。」

「校長の話も、校長というよりも、≪土屋智裕という人物がその経験と感性で、話すから意味があるよね≫ということにだけ価値があるということですね。その人の個性やキャラクターがますます大事になってくるんだと思います。」と。

≪自分にしかできないこと≫を作るには、どうすればいいのか?
「いろんな体験の量を増やす、人がやらないことにチャレンジするというのもいいでしょう。いろんな、お稽古事、芸事を習得するのもいいでしょう。」

そして、最後にもう一度大切なことをおっしゃいました。
「≪自分にしかできないこと≫を作る努力をしましょう。」

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