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「失敗は後付けで成功にできる」―放課後特別講座―




──ハッシャダイコラボ オンライン講演会―第二弾
こんにちは。広報担当です。
先日に引き続き今回は放課後特別講座の第四弾。10月に行われた講座の最後の企画のレポートです。6月に行われたハッシャダイの三浦宗一郎先生に『最高の人生の選び方』というテーマで講演がありましたが、今回はその第二弾。



本講演会では三浦先生をMCにお出迎えして、25歳という若さで海外にて、レストランマネージャーとして御活躍しておられる野村友彬先生にご登場していただきました。



今回もZoomを使用したオンライン会議にて講演会を行いました。では、どのような講演会だったのか、早速振り返ってみましょう。

──カンボシアで日本料理を!?

さて、最初は野村先生のご紹介。野村先生はFOODLAB CO,LTD社のジェネラルマネージャーを務めており、現在はカンボジアで日本料理を提供するレストランの統括を行っています。



講演内では、カンボジアでの料金設定のことなど、なぜ日本料理が人気があるかということだけではなく、カンボジア人と日本人の文化性の違いなどもお話されました。全く違う感性に驚いた生徒も多かったようですが、この後話される、野村先生の「しくじり」話で文化性の違いについては更に深堀されます。



またコロナ渦における経営についての質問も。講演をおこなった時期には
カンボジアではつい最近感染者が「1名」出たばかりで、しばらくの間は感染者「0」という数字であったようです。
このことから5月には営業を再開し、自宅待機で燻ぶっていたお客様が一気に来店されたようで売り上げが上がったとお話されました。

──しくじりだらけの人生。衛生面という文化の違い。

25歳という若さで輝かしい活躍を見せる野村先生ですが、人生は波乱万丈そのものでした。最初は恋の「しくじり」という青春の1ページでしたが──。

就職された後の話から雰囲気が一変。最初のお勤め先で、様々な事情が重なり、気付かないうちに「鬱病」になっていたというお話をされました。しかし、その「鬱病」をきっかけに野村先生は医療事業との縁故が生まれ、カンボジアという国を知る「きっかけ」となりました。



カンボジアは医療に加え衛生面がまだ整備されていません。たとえば治療に成功してもその後の食事の衛生管理面の不徹底で命を落としてしまうというケースが多いようです。特に抗がん治療を行っている時は免疫力が下がるため、少しでも細菌が食事に入ってしまうと体が耐えきれず、そのまま亡くなってしまうというケースが多いということも野村先生はお話しされました。
野村先生はカンボジアの方々の「日本人が忘れた小さな幸せ」を触れられる素晴らしさに感動しつつ、同時に「衛生面での不安」に衝撃を受けていました。
様々な「きっかけ」があり野村先生はカンボジアでジャパンハートの患者用の給食施設を立ち上げる事業に携わることを決意。
しかしその中でも再び「しくじり」が。
特に「清掃」などをはじめとした衛生面に関わる点で日本人とカンボジア人の文化性の差異に衝突するような「しくじり」もあったようです。
しかし、野村先生はその「しくじり」を「きっかけ」として現地の人々と交流を更に深めることを決意し、今の成功をおさめました。

──失敗は後付けで成功にできる。本質的な失敗は行動しないこと。

このような人生の経験から野村先生がメッセージを生徒たちに投げかけます。



失敗は後付けで成功にできる。それよりも本質的な失敗というものは「行動しないこと」であるというお話をされました。人生という長いプロセスの中で「行動」をしないことは大きなロスであると先生の答えをお話しされました。

同時に「鬱病」になった経験からも、決して我慢する必要はないということもお話しされました。耐えきれないなら逃げてもいい。それは決して間違った判断ではないというメッセージも送られました。

「どんな失敗でも後付けに成功にできる」この言葉に先生がお伝えしたかった「全て」が込められていると思います。

生徒たちも「今成功している人のしくじり談が聞けて、貴重な経験になった」、「いつ失敗したらどうしようかと考えていたが、失敗ばかりに囚われずにまずは行動しようと思った」、「失敗も成功に変えられるようにしたいと思った」、「受験のモチベーションが上がった」、「人生の失敗とは行動しないことと言う答えは最初は理解できなかったが、講演を通して、良い言葉だと感じた」、「間違えることを恐れず頑張りたい」といった感想をアンケートで述べており、勇気づけられていたようです。

三浦先生、野村先生ありがとうございました。



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